N.S.2017年入社

歴史好きが高じて、
歴史に関わる仕事を探しました。

出身は京都です。歴史が好きで、何か歴史に関係する仕事を、と思って千切屋に入社しました。最初の1年ほどは、商品部で仕入れの仕事を通していろいろな商品を教えてもらいました。3年目に百貨店の担当になり、最初の営業で派遣されたのが販売会でした。和装が体になじんだすてきなお客さまばかりだったので、すごく緊張しました。百貨店で催事がある際は私も和装でお客さまに接する機会がありますが、毎回お客さまや担当の方々にいろいろと教えてもらうことばかりです。先輩も何年たっても知らないことが出てくると言っていましたが、本当にそのとおりで、知れば知るほど毎日が発見の連続です。

社内は明るい雰囲気で、人数が少ないこともあり社員同士の間が近いというか、何か問題があれば協力して解決するといった感じですごく仲がいい職場です。和装というのは日本の伝統文化として守っていくべきものと思います。千切屋のような環境に身を置いて、和装の継承に携わる仕事ができて幸せだと思います。

N.T.2003年入社

呉服には、
職人さんの思いも詰まっています。

祖父が着物を作る仕事をしていたので、和装は身近なものではありました。この仕事についたのは、そんな経緯があったからかもしれません。呉服を売るということは、一般の小売や卸と違って、単に商品を販売するということではなく、呉服に詰まった職人さんたちの思いや技術をお客さまにお伝えして、好きになってもらってご購入いただくことです。そのためには、十分な商品知識、複雑な製造過程や技術に関する知識が必要になります。まずは、自分がその商品を好きになることでしょうか。

そうして呉服という商品を通して人とつながり、そのつながりが長く続きます。私たちの仕事は、そんな人と人とのつながりを大事にすることです。加えて、扱う品が一般に言われている高級商品とは分野も枠も全然違うので、ものすごくぜいたくな職場環境ではないでしょうか。物を見る目もだんだんと肥えてきますが、何年たっても知らないことが出てきます。すごく奥が深い分野なので、知的好奇心が旺盛な方や日本文化に興味がある方には、うってつけだと思います。いかんせん若い人材が少ないので、お取引先さまやお客さまからすごくかわいがっていただけます。そんな人とのつながりを通して、和装のプロとして成長できる仕事です。